河童のお皿(・ゑ・)。
細胞のひとつひと
つまで、のびのび
する様な心地よさ
に、ふわぁんと欠
伸して、まぶたを
おろす。不意に陽
射しがかげった。
びくっとして、パ
ッチリ開いた目に
映ったのは、ぬる
そうな空で太陽を
遮って旋回する鳥
の、攻撃的なほど
細い足。漆黒の翼
は、ともかなど軽
々おおってしまえ
るほど大きい。そ
れは、鼓膜を切り
裂くように鳴いた
。途端に水面がさ
さくれだつ。
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