―私がアナタを好きな理由―



メールみたいだった。




『どこに居るのですか?』




そんな事、教える訳ない。
アナタの前から消えたかったから、こんなとこに居るのに。




私は、返事を返さなかった。
いや、返せなかった。



返事を返すだけ、期待してしまうだろう自分が居るから。



もしかしたら、来てくれるんじゃないかって…





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