―私がアナタを好きな理由―

眼鏡side



―放課後の教室―



僕は、委員会の仕事を終えて教室に荷物を取りに来ると宮本晴が何やら必死に何かを書いていた。



何故か少し興味を持ってしまった僕は、コソッと……いや堂々と見てみた。
勿論、宮本晴は気付かない。



「ストーカーですね。」




この言葉がぴったりな事ばかり書いていた。



宮本晴は不思議なやつだ。



こんな僕に告白をした。
それに、友達になりたいと言い出した。



そして僕をまたジッと見てくる。



自分でも何故友達になったのか分からない。
僕は、友達ってものを避けて…いや、視野に入れてなかった。



僕は、どうしたのだろう?



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