―私がアナタを好きな理由―



「友…達……」




篠崎君は、友達と呟くと席に座ったまま私の方を振り向いた。




「ぇ……」




私、見てるよね!?




「なら、宮本晴……さんで」




前を向き直すと、先生に静かにそう言った。




「み、宮本でいいのか!?」




な、何それ先生!?
グレますよ。
問題児になりますよ。




「……………。」




篠崎君もすぐに答えてよ!?
もしかして考え直してるの!?



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