―私がアナタを好きな理由―



「恋人同士じゃなくてもしちゃうものなんだよ?」




杏奈は、優しく笑って私の頭を撫でてくれた。




「私ね…嫌な女になったみたい」



「………??」



「篠崎君が、誉められると嫌だから」



「それがヤキモチ!不安からなるものなんだよ…晴は嫌な女じゃないよ?恋する可愛い乙女なだーけ!」




撫でてた手で、私のおでこをつっついてくる杏奈に何でか安心した。




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