挫折日記

鯉バナ

三年一組の教室のベランダの下には
池がある、今は使われてないから、
ミドリムシとか、ミカズキモとか
大量にいるんだろうなぁ

そんな、池をきれいにして魚を買おう!っと
我らのボスが言い始めた(生活指導教師)
なぜ彼がボスと呼ばれてるのかは後ほど、

ボスは、手始めに池の水を全部抜き始めた。
それを俺達はぼーっと見てるだけだったが

俺も何かしたいと思い、
授業を飛び出し、こっそりと、
いろいろやっていた。

特に、泥を出す作業は、気持ち悪かった。
ヘドロみたいなのが、足の指の間から、にゅるっと
抜けていく感触は、最高にキモかった。

作業は昼休みまでかかった。
給食を終えた奴らがぞろぞろと出てきた。

いち[うおっちょー綺麗になっとんやん]

DP[あ、ホントや]

気分がよかった。

いち[これで、ボスも喜ぶなぁ]

たかし[そうやな]←俺

いち[たかしさん!ファンサービスは?]

と言い張るこいつは、同級生のいち、
俺は動物を見るかのように集まってきた
制服野郎どもに、バケツにはいった水をかけてやった
(俺裸)

ひろP[うおおおおおおおおやばいっすね
これが伝説のあれですか]

いち[そうや、これがあの伝説のたかしにしかできないとゆうあれや!!]

俺(なんだよ・・・。)

ひろP[ファンサービスくださーい!]

俺も調子に乗って、水をぶちまけていた。
気づいたら、上の三年の教室ベランダまで水が飛んでいた

脱線はしたが、キレイにはなった。

今後はここに、鯉とか入れよう・・・
そしたら二階から見下ろすのにきもちいだろうなぁ

なんて、いつもの妄想しながら作業終了

なぜか、持っていた水着を脱いで、制服に着替えた。
それからは、放課後にひろP やだっぺなどを誘って

鯉をとりに行くことにした。

この時、4月、泳ぐには早すぎるが、
水着をこしらえたからには

泳ぐしかない

俺は、手づかみで鯉をとっていた。
水が引いてて、
テトラポットの下に、逃げ込んでいた鯉を

根性で5匹もとった。
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