愛してください、ヤンキー君
「聴こえるか?俺の心臓の音。いつもだ。綾乃のこと考えたら、鼓動が速くなる。それだけ俺は綾乃のこと愛してっから。それはこの先なにがあっても変わらない。」

ドクン。ドクン。

恭くんの心臓の音が聴こえる。

「ねぇ?恭くん?」

「ん?綾乃?」

「手、貸して?」

「お、おう。ほい。」

そう言うとそっと手を出してくれる。

その手を握りそっと自分のほうにもってくる。
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