夜光虫
「果歩ってほんとの先生みたいだね。すごいな~」


オフ会の帰りに陽菜が歩きながら言った。


「先生みたいって先生だから。マジで」


夜空に瞬く星が綺麗だった。


「パーフェクトカップルって言われるのどう思う?」


自分は気になっていたことを陽菜に聞いてみた。


「嬉しいけど、完璧なカップルなんているのかな?」


陽菜も夜空を見上げた。


「例え本人同士が完璧でも、それに家族が加わればまた違う。家族は自分達じゃないから思い通りにはいかない。そう思わない?」


「そうだね・・・」


陽菜の言葉は自分の核心を突いていた。


自分は親のことを考えた。そして陽菜の親のことも。
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