†穢れなき小鳥の殺し方†

 既知


だからと言って自分の手で・・・・・・、

なんて思うほど馬鹿じゃない。

こんな夜の世界では誰かに頼めば――、


「なあ、ヒットマンってマジでいんのかな?」


俺がそうつぶやくと、


「はぁ?頭湧いてんのか?」


ってホスト仲間に言われた。

全くだ。


何考えてんだか。

そんなんだから、



「はい・・・・・・って、あれ?」

「ちょっと、ショウ?」


客の煙草に火をつけようとしたのに、俺のライターはガス切れ。


「はい、ショウ。俺の貸してあげる」

「・・・・・・すんません」


後ろから翼さんに差し出されたライターで火をつけた。

< 156 / 203 >

この作品をシェア

pagetop