†穢れなき小鳥の殺し方†

 抜殻


次の日も和香は来た。

いつもと変わらない制服姿で。

そして俺は彼女を陵辱する。

いつもと同じように。

気だるそうに、


「脱げよ」


彼女にそう言って、

乱暴に彼女を抱く。


今更、優しくなんて抱けない。

和香の処女を無理やり奪って、

今頃気づいたって遅すぎる。



けれど、キスだけはしなかった。

それに何の意味がある?

と問われても分からないけど、

ほんの少し、


救われる気がした。

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