†穢れなき小鳥の殺し方†



「生活かかってるんっすよ。だから、上客が欲しいなぁって」


そう答えると、翼さんは少し冷たい視線で俺を見下ろした。


「俺は構わないよ。加奈子と一緒のときはヘルプになるけどいい?」


加奈子さんは翼さんの客。

他の客を取るのはこの世界ではタブーだ。

っつーか、あの女以外興味はないから。


「問題ないっす」


俺はニッコリ笑ってそう答えた。

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