先生の隣~隣を歩きたくて~
第一章

木葉side


青い空に、一つだけ雲がある


青空より私は、雲があるほうが好き。


「おい!綾月~外ばっか見てないでこの問題解け~」


今は数学の授業中で、担任で数学教師の近藤雪先生に怒られる。

先生は、持っている教科書で黒板をたたいて

“ここ”と言って場所を教えてくれる


「は~い・・・」

私は数学は苦手だ・・・

しぶしぶ黒板に行く

あ~外なんて見てなきゃよかった


私の席は窓側の一番後ろでとても大好きな席

外見たくもなるんですよ

「綾月わかんねぇのか?」

無駄なことを考えていてまったく書いてないので
先生は少しむすっとして言った


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