嘘つき男子
あたしがギュッと拳を作った。
と、同時に頬に走る激しい痛み。
あたしは頬を抑えながら後ろに倒れた。
ドサッ!
「う…。いた…。」
「M財閥の娘がなんだ!この成績はっ!
恥ずかしくないのか!?
今まで何を勉強してきたんだ!
恥を知れ!」
「だ、旦那様…。」
お手伝いさん達があたしの肩を持ちながら青ざめてる。
「…………………もぅ、最悪……………………」
「なんだその口はっ!
そんな反抗的な娘になるなんて……
お前はこの家の者なんかではないっ!」
「……………なんなの…
あたしは、騙されたんだよ?
何で……何でなの?
いっつも二言目には
成績、成績っ!
あたしだってこんな家に生まれたくなかった!
もうこの家の人じゃないなら、
こっちから出てってやるわよ!」
「お嬢さまっ…」
荒々しくドアをしめ、
自分の部屋で荷物をまとめた。
明日……
絶対に出てってやるんだからっ……。
まとめるものをまとめて、
あたしは眠りについた。

