俺様王子の初恋
あれから一週間。
同じ校舎内にいたのに
全然会わなかった。
保健室にもいなくて、
”ああ、終わったんだ”
って毎日放課後、同じ場所で
飽きずに泣いてた。
私は肌身離さず彼の分と
彼がくれた私の分の鍵を
持ち歩いていた。
「 ・・・大丈夫だから 」
「 ・・・え? 」
少し汚れた壁に背中を
預けていた彼は私の
目の前まで来て、優しく
頭を撫でると
「 他の奴なんかにキスさせねぇ 」
それだけ言って、
彼は倉庫から出て行った。