俺様王子の初恋

写真部






「 ・・・・・はぁ 」


「 どうしたの? 」





お昼、机に向かって盛大な
溜息を零すと、横からひょっこり
木崎さんが顔をだした。








「 話、聞くよ? 」











そう言った彼女の顔が
妙に怪しげで、体が震えた。







「 だい、じょうぶ・・・ 」


「 そぉ? 」







いつも通りの彼女のはずなのに
今一瞬、目つきが変わった気がした。








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