俺様王子の初恋




「 俺が葵に近づいてんだけどな 」




ダルそうな彼の声。
水が出っぱなしのホース。
怯える上級生を見て
首を傾げる彼。
後ろからだから、表情は
分からない。







「 人に水かけんの、楽しいか? 」








バシャッ・・・・





笑いを含んだ言葉とともに
彼は5人にホースの先を向けた。





「 一条くっ、やめっ・・・!!! 」





悲鳴が飛び交う中、
彼は何も言わずにその声を
聞いていた。







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