俺様王子の初恋




「 泰雅っ 」


「 なに? 」




勇気を振り絞って、彼の名前を
呼ぶとあっさりと彼の手は止まって
顔を上げた彼と目が合った。





「 ・・・・ 」


「 続き、シてもいい? 」





ぺろり、と首筋を舐められて










「 だめです!!! 」






声を張り上げた。
熱っぽい目と低い声に
思わず頷いてしまいそうに
なったけど、熱に侵された
頭が微かに働いてくれて
彼の胸を押した。







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