俺様王子の初恋

安心感





「 一之瀬さんどこ!? 」





これでも一応、授業中。
全学年が学園祭に向けて
本格的に準備を始めた。




午後の授業2時間を使って
形から入ることになった
私のクラスはとりあえず
用意した衣装合わせから・・・




「 一之瀬さーんっ 」




絶対みんな楽しんでる。




「 はやくメイドになってよ~ 」


「 ほんとどこ行ったの?! 」




メイド服の似合う可愛い
女の子と違って、私は地味。
何で衣装合わせするだけなのに
あんなに人が私を囲むんだろう。








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