秘密な彼女と彼氏①

「もも!」
わしが叫んだ瞬間
桃を囲んでいた妖怪が
一気に弾きとんだ。

「なんだ?!」

よく見ると
桃は小さな手で
お札を握り
呪文を唱えていた。

その瞬間
弾きとばされた妖怪が
桃に向かって
突進してきた。

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