C'est la vie!

戻ろう。あの場所へ






零くんは戸惑ったような視線から一転、またも目を開いてあたしを凝視してきた。





「え―――…結城さんが…俺を…?


ずっと前から…?」




零くんはちょっと疑うように顎を引いてまばたきを繰り返す。


「またまた冗談を…」


あ……あたしの人生(半分幽霊だけど)初の告白がぁ↓↓


何であたしの好きな人はこうまで不思議くん!


「ここで嘘ついてどーするってのよ!!一緒に帰りたいからって理由だけで、こんなこと言えるわけじゃないでしょ!」


恥ずかしさと緊張から思わず勢い込むと、


「…や、そーだけど…ちょっとびっくりし過ぎて…心臓が…」


零くんは心臓の辺りを押さえながら、またも首を捻る。


「心臓、音しないと思ったら俺死んでたんだ…」


~~~~!!


「あぁ!もぉ!!」


あたし、何でこんな不思議くんのこと好きになっちゃったのよ!!


爽やカッコいいのに…変で、天然で、不思議くんで!



でも





「……好き。あたしは零くんのことが




大好きです。




もし零くんが受け入れてくれるなら、あたしは零くんの傍を





ずっとずっと…離れない」





零くんの袖をちょっと引っ張ると、零くんはちょっと顔を赤くして目をまばたき、口元に手をやった。






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