名前の無い物語

+芽生えた絆












「ここか…。」


ザリ、と石が音を鳴らした

希望が浜の外れ
そこにある、ある倉庫の前で祐希達は倉庫を見据えていた


「ったく、朝早く起こされたと思ったら…こういうことかよ?」


ハァ、と祐希は溜め息を吐く
が、顔は楽しそうに笑っていた


「一応俺が見たのは朱雀だけだけど、玄武や白虎もいるとふんだ方がいいな。」


「あぁ。アイツ等が単独で行動とかあり得ねぇ。」



智の言葉に瀬那は頷いた


全国を治めている、四つの族


玄武



白虎


朱雀


青龍



そして、その四天王の頂点に立つ…王神


だが、王神と関わりがあるのは青龍のみで、実質的にこの3つが主に行動している



< 157 / 595 >

この作品をシェア

pagetop