名前の無い物語







海が出で行った絵を來は眺めた


「海…。」



來はハァと溜め息を吐いた



海はまだ気づいてない
彼を巻き込む…大きな事件の始まりを


「私に出来ることはこれだけ、か…。」


彼が道に迷わないように
道しるべを立てるのが、唯一彼にしてあげられること



「海…君なら大丈夫だよ。」



來のその呟きは
静かに部屋に響いていった






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