名前の無い物語
*失われた時間と心の約束








真っ白の空間の中
語り部はある巨大な球体に目を向けた


その中にある光
そこには…吉野達選ばれし者達の姿があった



「…物語は、最終章。」

本当は語られる事はないだろう、イレギュラーな物語


だけどきっと、これは彼らにとって…



「見せてもらうよ。君達の答えを。」



球体の中の映像を見ながら
語り部はそう呟いた
















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