龍太郎一味のグダグダ会議
「ありがと、荷物まで持ってもらっちゃって」

眼鏡男子から鞄といつものバイオリンケースを受け取り、アリスカは女子寮のドアの前で極上の微笑みを浮かべる。

「お母様や叔母さんや…他の皆さんにもよろしくお伝えしておいて」

そう告げて、愛しい彼氏に軽く手を振って、部屋のドアに手をかけて。

「…………ちょっと…寄ってく?」

赤い顔で肩越しに眼鏡男子の顔を見るアリスカ。

見る見るうちに、眼鏡男子の顔も赤く染まる。

「ちょっと、待ってね」

はにかみながら鍵を開け、ドアを僅かに開いたアリスカは。

「っっっっっっ!」

バタン!と。

慌てて閉めた。

「ごめん、今日やっぱ無理っ。また今度ね!」

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