浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件1【完】
「ゆなぁ、次の教科何だっけ?」
休み時間
隣から脱力しきった、ゆるーい声が聞こえて来た。
「しらーん。」
机に突っ伏して、おやすみモードに突入した私は
答える気なんてさらさらない。
「…あんた、男子の前と態度変わり過ぎ」
「それ程でも〜。」
「褒めてないわよ」
私は世に言う二重人格人間。
表は女の子らし〜い、完璧な乙女…つまりモテ子と言う部類の人間。
裏?は“全てがだるーい”って感じの無気力人間。