溺愛しましょう!狼先輩!!!
「小百合ったら
俺とデートだっていうのに
白雪さんのことばっかりでさ。」


電車を降りてさーちゃんと
その彼氏の彪(あや)くんとの
3人で歩くのも
夏休み明けで久々だなぁ
なんて思っていたら。



さーちゃんは
私の声が戻ったのが嬉しすぎて
彪くんににまで迷惑をかけてたみたい。



「ご、ごめんなさい...」


「いやいや。
別に白雪さんが謝ることじゃないから。
まぁ小百合からそんだけ愛されてるのは
多少妬くけどさ。」


「ゆーは私の一番だもん!」


「へー。
じゃぁ俺は2番?」


「彪は別格...だよ」


「そう。
もー照れて小百合かわいいなぁ。」


「可愛くない!」


途中からなんでか
イチャイチャになっちゃって。


私はそっと2人から離れて歩き始める。



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