その腕で抱きしめて






*彩名side



"知らないよ?止まんなくなっても"



誠哉は耳元で言うから
少しくすぐったかった。


いいよ。

あたし、誠哉なら全然いい。


だって、大好きだから……


「いいよ!誠哉となら」


あたしは微笑んで向きを変えて抱きつくと



「積極的だね」


って、誠哉は微笑んであたしの
カッターのネクタイを外した


ネクタイはベッドの下に落ちる。



そして、誠哉の顔が近づき
あたしはそーっと目を瞑ると
唇が重なる。


前の時より優しくて…


やっぱり、お酒とたばこの味…


いつか…慣れちゃうのかな。


なんて思ったりしてみた。



気づいたら誠哉の舌が
割って入ってきて…


「……………ンッ//………」



って少し声がでる。


そのまま、ベッドに倒され
上から誠哉がキスを繰り返す。




時間だけが過ぎて行き、
この前とは違う感覚。



大好きな人と…



< 25 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop