間違いだらけの殺人
「あの人は・・・

高原は、
私を電話一本で
ポンと捨てたんです。

奥さんが
全てを知って
しまったから、

彼女のために、
邪魔な私には
何のいたわりも
やさしさもない冷たい
一言で、

離れていったのですよ!」

今まで押さえ続けてきた
彼への感情が、
いっぺんに吹き出てきた
感じだった。
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