【BL】独占禁止!!

ドS降臨


気持ちには気付いたが、認めたら何だか負けな気がして未だ反論の言葉を発する。
「ちっ、違うっ!!!俺は嫉妬じゃなくてーーーー」

「晴っ…」

俺の顔を大きな手のひらで包む様にして上を向かせてくる蓮。
顔が固定されるため、蓮の視線から逃れることは出来ない。

お互いの視線が絡み合って妙に気恥ずかしくなる。


「な、んだよ…っ」

少し視線を下に向けながらツンとした口調で答えると、
クスリと笑った声が聞こえる。


「何笑ってーーーー」

口を開いた瞬間、待ってましたと言わんばかりに勢いよく蓮が唇を塞ぐ。



「ふっ…ぅっ…うっ、んんっ!…」
「ーーーはっ…」

いつもより激しいキスは、止むどころか更に激しさを増してくる。

「んぅっ…ンッ、やっ…」
唇が一瞬はなれる。
その隙に息をしようと口を開いた瞬間、生暖かい物が口内に侵入してきた。

それはグチュリといやらしい水音をたてながら動き回る。

『もぅ駄目だっ…』

その感覚に俺の意識は落ちそうになる。

「あっ…!」

力が抜けて膝から崩れ落ちそうになった時、ようやく唇が離れた。

「はっ…はぁっ…はっ…」
「ーーっ…」

荒い呼吸を繰り返しながら蓮に必死でしがみつく。


『何か…頭、ヤベェ…』

さっきからポーッとした感覚が止まらない。

「晴ーーー…」

「何だよ…」

少し上目遣いになりながら答えた瞬間、
蓮の手がスルリと動いた。

「…へ??」


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