華。花。



「うざ。苛々させんなよ。」

「だ、大丈夫?柚月?最後なんて言ってたの金髪の子」


柚月の怖さを見たー絶対敵に回したくないー。


「超か細い声で謝ってたわ。防犯カメラについてる音声じゃ聞こえなかったな。フッこれでちょっとはビビったかな〜あいつも」

柚月の顔がちょっと緩んだ。
よかったーーー。
もう本当柚月なんなの??


「柚月強すぎる。」

「仕事だからな」

「昔何やってたのさ。」

「暴走族の総長。(笑)おもろいよなー今はもう恥ずいけど」


とニヤニヤしてる柚月。

「珍しいですね、柚月。過去に何してたか聞かれて即答なんて。いつも絶対言わない割に今日は正直ですね。」


勝ち誇ったようにニヤけてる冬馬がいた。



「うるさっ。大したことじゃねぇし別に他に知られても構わねぇよ」


いや、その時に培った人脈やら怖さで今の仕事にありつけてるんだからすごいわ。


「さっもう一踏ん張りするか〜〜!」

「そうですね。あとちょっとがんばりましょうか。」



睡魔と戦いながら2人の仕事の様子を見てその日は終わった。





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