晴れた日の朝



「どうしてー?」

「似合うかな、と思って」

康ちゃんはこういうところで手を抜かない。

子ども扱いもしないし、

だからと言って ブランド物も買ってはこない。


「嬉しい?」

「嬉しい・・・、ありがとう」

「うん」



どうして、康ちゃんに彼女ができないのか。


疑問である。



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