雨とバンビ。




こくんと頷いて、バンビの髪に指を絡めた。



ふわふわで、天使みたい。


「あ〜、似てるかも。初めて言われたけど」



バンビはすでに私の髪から手を離していた。



「…じゃあ明日ね、うさちゃん」



にこっと柔らかく笑うバンビ。



「…また明日。バンビ」



バンビと居ると、雨ってことも忘れちゃうんだ。




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