屋上で


「あ、鈴木」




やって来たのは鈴木だった。




「何だ?お前らか?
はー…疲れた」




「昼練お疲れ様」




私は鈴木に声をかける。
…何か久しぶりな感じで嬉しい。
冷時はまだ昼練のようだ。…あの日以来話してないなぁ…当たり前だけど。




「…何だよ?ニヤニヤして気持ち悪ぃな」




え…そんな…
でも、そんな鈴木の真っ直ぐな言葉も懐かしくて思わず顔がほころぶ。




「鈴木、お願いがあるんだけど」




渚が鈴木に告白イベントについて話した。
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