屋上で
放課後。
ほとんどの生徒が部活をしている中、帰宅部の私は今日のいじめ(髪の毛ばっさりの刑)を受け、家路についていた。
「波里か?」
ビクッ
本日2度目。
「原稿は出来たか?ってか髪切った?」
私は走ってまた逃げた。
―――…どうして風上君は私なんかに声をかけてくれるんだろう――…?
私なんか構っても何にもならないのに。
どうせ話しても楽しくないのに。
屋上の時と同様、風上君は追って来なかった。