屋上で


昼はまたも鈴木にご馳走になってしまった。
ジュースのお礼とかで。


なんだか私は鈴木に甘えすぎな気がする…



会場に着くと2人が猛烈に謝ってきた。




「ごめんね、千春!」




「鈴木、見てたんなら言えよな…」




「え!?2人とも私達がファミレスで目撃したの知ってたの!?」




「いや、俺に“ごちそーさん”ってメールがきてた」




私が亜美にメールしてる間にでも送ったのかな?



「あちゃー…
何で鈴木、そんなメール送ったの!?」




「面白かったから。
それに見たのは本当のことだろ?」




「そうだけど…」




「ほら、千春行くぞ」




鈴木がそう言ってせかせかと歩き出した。
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