屋上で
……………
と、父さん!?どう見てもお兄さんでしょ!?
「そういう父さんこそ、どうなんだよ?
結構遊んだろ?」
「っ!
わ、私は母さんと出会ってからは一途だ」
「遊んでたんじゃねーか…」
「ねぇ、冷時。お兄さん達は何の話をしてるの?
何の遊び?何か流行ってたの?」
先ほどの父親だという事実発覚に驚いて頭がついていけません。
「「何この純粋な子!!可愛い〜!!」」
……なぜか冷時に質問しただけなのに、お姉さんとお母さんから抱きしめられた。
「ねぇ、お兄さんと一緒に遊ばない?」
うわ…やっぱり冷時のお兄さんかっこ良い…
何だか吸い込まれてしまいそう…
「兄貴!手ぇ出すなって言っただろ!
というより姉貴たちも離れろ。千春は俺のだ」
ぐいっと冷時の方へ引き寄せられた。
「邪魔してやるな。
…迷惑だったろ?」
するとお父さんが仲裁してくれた。