屋上で
「じゃあ、俺コイツちょっと借りるわ」
「え!?鈴木!?」
亜美と2人仲良く団欒していたはずの鈴木が私の腕を思いっきり引く。
「ちょっと!千春は私のものよ!何してるのよ!」
「うるせー。じゃあ、今はお前に譲ってやるから文化祭当日は俺と一緒にまわってもらう」
うえぇ!?
「ふざけないで!私が一緒にまわるのよ!」
「じゃあ、約束な」
そう言って鈴木は屋上から去って行った。
「何なのあいつ!ムカつく!」
「あ、亜美…?」
「そんな目で私を…
あーこの子はなんてカワイいのっ!」
そう言うと亜美は私にぎゅっとしてきた。
わっ…何か今日の亜美は激しいな…