《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「ステキな部屋ですね…」



「気に入ったか?」



「はい」



ゴルフバックを置いて、ドカッと捺さんは座り込む。
私は捺さんの言う通り、大型の液晶テレビの置かれたローボードの端に優勝カップを置いた。



「入籍とかどうするんですか?」



「・・・入籍か…お前と結婚するコトしか…頭に無くて、考えてなかった」



「ええ~っ!?」



「・・・それよりもお前はガッコはどうする?なるべくなら、俺は高校は卒業して欲しいんだけど。学歴が高校中退では…世間体悪いだろ?」



「確かにそうですけど」


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