《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「2時間でいいから~」


踵を返して、行こうとする私の腕を掴む烈君。



「離して!!」


烈君の手を振り切ろうとするけど、いっそ強い力で掴まれる。


「嘘でいいから…俺の彼女になって」



「えっ!!?」



「中学時代、付き合ってた女と別れたいんだけど…なかなか…別れてくれなくて。彼女居るって言ってんだぜ~」


「その彼女に頼めば、いいじゃん」



「それは嘘で…今の彼女に会わせてくれたら、別れてもいいって・・・」



「・・・」


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