《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

「皆が見てますよ…。藤ヶ谷副社長。私たちはこれから大きな仕事をするパートナーでしょ?その私がお願いしてるのに…断るとは…心外だ…」



「・・・」



お父さんはギュッと唇を噛み締める。


まざまざと見せ付けられる桐生社長の力。


お父さんの力では社長には敵わないーーー・・・



「改めて、見合いを場をセッティング致します…。それまで、じっくりと考えて下さい」



天使ような爽やかな笑顔を残して、先に会場に入っていく桐生社長。

でもその笑顔の影には邪なキモチが満ち溢れてる…


彼は悪魔だからーーー・・・


「…留奈…お前…。あいつと??」


「・・・」


「まあ～お前をパーティに連れて来いと言われて時からおかしいと思っていたが…。女子高生も桐生社長のターゲットとは…。思ってもみなかった」