《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
リボンが留め具代わりの白いパールの可愛いチョーカーを捺さんは手にしていた。



「ストール外せ」


「は、はい・・・」



私はストールをはずした。

首筋の痣を隠すように、そっと捺さんが私の首元にチョーカーを着ける。



「隠れた?」



「ああ~」
何だか捺さんは一人で満足気な笑みを浮かべていた。



「その笑いは何ですか??捺さん」



「まるで、首輪みたいだ・・・」



捺さんは私の右耳に形のいい唇を寄せて、囁く。



首輪!!!?
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