《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「…俺たちのお袋は俺を産んで…死んだんだ…。お袋が亡くなったのは俺のせいだと思って、兄貴は俺を恨んでる。マザコンは聞こえが悪いな~。兄貴にはナイショなっ」


桐生君は人差し指を唇に立てた。


「私も実は…お母さん…私を産んで死んじゃって…」


「えっ!?マジ?」


「うん」


私と桐生君は同じ境遇で意気投合。



「へぇ~っ。そっか…。俺たち…同じか…。同じクラスだし、同じ学年だし…同じ境遇ってコトで…付き合っちゃお!!」


兄弟揃って、自分の口してる言葉の重大さを分かってない…
チャラチャラしてるトコは同じか・・・





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