《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
彼女の笑顔の写真で、表では悪魔と言われる俺の顔に笑みが零れる。



「・・・」



俺と留奈は12年前に出会っていた。
あれは桐生家の別荘がある軽井沢。

俺の親父と藤ヶ谷副社長の親父は大学時代の親友。


その関係で、藤ヶ谷副社長が留奈を連れて別荘に泊まりに来た。



まだ小さな4歳の留奈。
同じ歳の烈は熱で寝込んでいた。



12歳の俺が留奈の子守を頼まれた。



面倒だなーと思いつつも…相手。





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