《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
お父さんの口から出た言葉に拍子抜け。



「うん。ピッタリかな」


お父さんは軽くベールに触れて、形を整える。


「他に何か言うコトないの?」


昔からお父さんがテレ屋のコトは知っているけど。
何か一言でも、褒め言葉は欲しかった。



「別に…」



「私…お嫁さんに行くんだけど」



「…桐生社長はいい男だろ?それに…式の当日でもないのに、言う言葉なんてない」



「留維は留奈ちゃんがあまりにもキレイだから、テレてんの」


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