《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
政略結婚はあくまで表向きで、俺はどうしても留奈を手に入れたかった。



たった1泊2日の想い出の相手を…
それも4歳の女の子を自分の花嫁するなんて。


みんなに知れたら、多分笑われちまうーーー・・・


ビジネスでは容赦なくライバル社を蹴落とす冷徹な俺。


そんな俺を『建設業界の悪魔(ディアボロス)』と呼んでいた。



悪魔の俺の隣に花嫁姿の留奈がやって来た。


エスコートしていた藤ヶ谷副社長が俺とバトンタッチ。


「よろしくお願いします」


くぐもった声で一礼。


「はい」


俺はハッキリした声で返した。






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