わき役の私
「……えっ!?何で……えっ!?」
気にする私にひきかえ、朝倉君は声を大きくして驚いていた。
ああああ!これじゃあ、目立って私と朝倉君が一緒に居たって、美砂に変な勘違いされちゃう!!
私は、慌ててる朝倉君にだけ聞こえるくらい小さな声で、
「取り敢えず、ここだと目立つから、美砂に誤解されちゃうとまずいし、美砂の事はまた今度で」
と言って、学校外へ走った。
朝倉君、あんなに驚いてたけど、美砂といつも一緒にいる私としては、
いつものように来ていたの知ってるからわかるのにな~
美砂は凄く可愛いし!
学校から走ってきてたものの、家の近くになり立ち止まる。