わき役の私



でも、中々近づかない中山との距離と、
馴れ馴れしく中山に接する男子への嫉妬。



「中山に男がよらないように早く彼氏作れよ…」

そう深町にあたるが、深町は「だったら朝倉がまひるを守りなさいよ」と言い返される。



あ…あいつ!中山の肩触ってんじゃねーよ!

そう思ったら自然と身体が動いた。

中山が優しく男子の話なんか聞くから、男子が調子に乗るんだ…


「適当に答える」ってそれじゃあ結局聞いてるんだよ!

どこまでも深町中心な中山に俺は苦戦する…。




その日あたりから、中山が俺を避け始めた……

中山が深町と居るところを見て、近寄れば深町を置いて先に行ってしまう……

……深町だけ置いてがれても意味ないんだけど……



 
< 29 / 35 >

この作品をシェア

pagetop