年下のカノジョ~あの子は高校生~
70】2人で歩む道(4):2
≪SIDE:由美奈ちゃん≫



 土曜日。

 親戚が集まっての朝食の後、予定より1日早くおじいちゃんの家から帰る事になった。



 お父さんの運転する車で、自宅に向かう。


「ねぇ、お母さん」
 私は助手席に座っている母親に声をかけた。


「なぁに?」


「この後って、何かする予定あるの?」


「特にはないわよ。
 どうして?」


「急にバイトを休んじゃったから、お店にあいさつ行こうと思って。
 じゃぁ、お父さん。
 途中で私を降ろして」


「分かった」

 お父さんは快くうなずいてくれた。




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