恋衣〜あなたとずっと一緒に居たくて〜
真面目に考えていると


「 瑠香! 」


図書館で調べものをしている私に
声をかけてくれたのは、
私の大切な入江くん。

友達との時間もそうだけど、
入江くんとの会う時間も減っていて
寂しくて寂しくて
今声を聞いただけでも嬉しくて泣きそうなんです。


「 入江くん。 」


「 瑠香は、今日もいるだろうなぁと思ってさ。
ガマン出来なくて会いにきちゃった。
瑠香のジャマはしたくないからさ。
もう帰るよ。
元気そうな顔みれたし。 」


私は入江くんの洋服をつかんで放せないでいた。


「 瑠香? 」


「 やだぁ一瞬なんて。
もっと声聞きたいよ。
もっと顔みていたいよ。
入江くん、もう少しだけね。
お願い。 」


入江くんの洋服をつかんでいた手に
そっと触れてくれて


「 わかった。
一緒にいるから
瑠香、少し休憩しないか?」
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