☆一番星☆
「蓮くん、……紗羽に聞いているかもしれないけど、あたしね、……中一の時からずっと優太だけなの。そんな彼が突然目の前からいなくなって、……でもなかなか前へ進めなくて。いまだに子供達の前でも泣いちゃう」
「ほんとに愛した人がいなくなって、平気でいられる人がいるわけないです」
「うん、……蓮くんはどうやって、紗羽の中から元彼を消したのかなって思って」
一度聞いてみたかった。
「とにかく必死でしたよ。でも、紗羽と絢華さんは違います」
「えっ」
「絢華さんは、優太さんのことを想い続けたままでいいと思いますよ」
「蓮、くん?」
予想外の言葉に、あたしの思考がストップする。
「ほんとに愛した人がいなくなって、平気でいられる人がいるわけないです」
「うん、……蓮くんはどうやって、紗羽の中から元彼を消したのかなって思って」
一度聞いてみたかった。
「とにかく必死でしたよ。でも、紗羽と絢華さんは違います」
「えっ」
「絢華さんは、優太さんのことを想い続けたままでいいと思いますよ」
「蓮、くん?」
予想外の言葉に、あたしの思考がストップする。